あれ?
なんだか肩が痛いなあ。
まぁ、ほっとけばそのうち良くなるでしょ。
1週間経過…
んー。思ったより、この痛みなかなか取れないな。
もしかして、五十肩ってやつかな。
周りの人に相談してみると…
「五十肩は私も以前なったけど、ほっといたら治ったよ」
そっかぁ。ほっといたら治るんだ。
それから1ヶ月経過…
おかしいな。
どんどん痛みが強くなってきて
腕も上がりにくくなってきてる。
夜中も痛くて寝返りをうつと痛くて目が覚めるし…
これ以上悪化しても嫌だから、病院いこうかな。
後日、整形外科に行ってレントゲンを撮って先生に
「骨には異常ないですね」
「五十肩でしょう」
「1年くらいほっとけば良くなりますから」
と言われ、痛み止めと湿布をもらい帰された。
しかし、痛みは治まらず
他の病院にも行ってみたが結果は同じ。
もう病院ではダメだと接骨院や整体をネットで検索。
近所の接骨院に通うも
「これはかなりひどい状態なのでだいぶ長くかかりますよ」と
言われ、当たり障りない施術をされ、効果を感じない。
「五十肩は当院にお任せください!」と謳った整体院など
色々行った結果、
時間とお金だけかかり
状態はどんどん悪化。
現在は、
腕も細くなり、上がらない。
痛みもどんどん強くなっている。
どこへ行ってもダメなのか…。と
諦めつつも
肩の激痛に悩み
五十肩を治す方法を探していませんか?
もし、そうならこのまま読み進めていってください。
きっと答えが見つかるはずです。
五十肩という症状名は実際ありません。正式には「肩関節周囲炎」といいます。
病院での診断名は「肩関節周囲炎」。
これをいわゆる五十肩という言い方をします。
ただ、肩関節周囲炎とは広い範囲での言い方で五十肩以外にも使ったりします。
名前の通り、「肩関節の周りに炎症が起きてますよー」ってことで、主に原因がはっきりしないものに使われたりします。
腱板損傷や肩関節脱臼など原因がはっきりしているものには使われないってことです。
肩関節周囲炎は、多くの人がかかる病気です。
統計では、全人口の2~5%がかかるとされています。
ただ、これはあくまで医療機関での統計なので、あなたの周りでも「ほっといたら治ったよ~」なんて人も結構いるはずです。
それだけ五十肩にかかる人が多いってことにもなります。
ただ、これだけ悩む人が多いのに未だになぜ痛むのか、原因がはっきりされていません。
1回かかると、平均で1~2年は痛みが続くとされています。
ですから、五十肩の痛みの原因を解明することは、非常に大切なことなのがわかります。
- 手が挙がらない、後ろに回らない
- 夜に痛んで眠れない、寝返りで激痛
- 着替えが一苦労
- 物を取ろうと手を伸ばすと激痛
- ふとした動きで激痛
- 反対の脇の下に手が届かない
五十肩の特徴として、肩関節が固まって腕が挙がらないが一般的です。英語では「frozen shoulder(凍結肩)」と言われ、名の通りカッチカチに固まってしまいます。
五十肩の治療には、たくさんの方法があります。
インターネットで検索しても、たくさんの治療方法があり、いったいどれを信じていいのか解らなくなるかと思います。
治療方法が多いということは、決定的な治療方法がないということです。
当院に来院されるほとんどの患者さんが「どこに行っても改善されなかった」と何件も治療院を渡り歩き、頭を悩ませていらっしゃいます。
これは、誰も五十肩がなぜ治らないのか理解できていないからです。
医師であっても、五十肩を理解している先生はごくごくわずかであり、適切な説明と処置をしてくれる所が少ないのが現状です。
五十肩で来院される患者さんで夜間痛がつらく、睡眠不足になり顔がやつれて初診に来る患者さんも少なくありません。
こんなにつらい想いをしている人が多くいるのに、「確かな治療法がない」とそこで探求せず、
「放っておけば1~2年で治る」
という無責任な言葉を、私はこの世から消し去りたいという想いでこのブログを書いてます。
私は医師ではないので、手術はできません。
しかし、必ずしも手術が良いかというとそうではないかと思います。
患者さんの気持ちにたってみると、手術は誰だってしたくはないと思いますし、手術はあくまで最終手段であって、そこに至るまでできることはまだまだあるはずです。
私は現在、年間200人以上の五十肩の患者さんを診させて頂いております。
全国を探しても、徒手でこれだけの数の患者さんを診ている院は他にはないかと思います。
インターネットで様々な治療法が出ていますが、近年では仕事の形態が大きく変わり、五十肩の重症度も変わってきてます。
例えば、1990年代まで手書きや体を使う仕事が多かったものが、Windows95が世に出てパソコンが大きく普及し、デスクワークする人が大幅に増え、最近ではスマートフォンも普及し、体を動かすことが減ってしまった現代人。
更に、コロナウィルスでテレワークする人も増え、通勤という運動がなくなり、ますます体を動かさなくなり、五十肩になる人が急速に増え続けています。
しかし、インターネットで治療法を検索すると、1930年代からあるコッドマン体操を推奨している所がまだまだあります。
コロナウィルスの場合、変異株が出る度に今のワクチンが通用するか?と考え研究するのに対し、五十肩の治療法は何一つ変わらず、コッドマン体操を推奨するのです。
ただ、コッドマン体操が悪いというわけではなく、動かす、予防するという意味では良いと思います。
しかし、コッドマン体操で治るかと言われると「はい」とは私は言えません。
人により重症度が全然違うのも五十肩の特徴であり、放っておいて治る人もいれば、がんばって色々やっても治らない人もいます。
上記に述べたように、PC作業が増えたことにより五十肩の重症化する人の数は年々増えてきています。
2020年代の五十肩は進化し続けて、今までの治療法では太刀打ちできないのです。
一人ひとりの症状に対し、適切にアプローチをしていかないと重症化した五十肩はなかなか回復していきません。
ただ、こういう想いを持って五十肩と向き合っている治療家は多くないと思います。
なぜなら、どう治して良いかわからないし、治したいと思っていても五十肩の患者さんはものすごく痛がりますから「悪化させてはいけない」とあまり無理をしない施術になってしまうのです。
私は、このブログを通じて治療家も含め、五十肩に悩むすべての人の手助けになればと思い、私が臨床で経験した他では教えてもらえない知識・技術をどこよりも解りやすくお伝えできればと思っております。
これから五十肩に関する知識やセルフケアの方法を公開していきたいと思いますので、読んで実践して頂けるとうれしいです。